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韓国映画「取り戻せない 失われた真実」少女を殺したのは誰?あらすじ、感想、ネタバレあり

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原題:NO DOUBT  公開:2010年  上映時間:88分

重い!重い映画でした!

なぜこんな重くて悲しい映画を、朝一の授業で見せたんですか、先生!(社会学の授業で見た)

韓国映画って普段見ないので、どうせ恋愛映画にしか力を入れてないんでしょうとナメくさっていた私ですが。

本作にはきついボディブローを食らいましたよ。

一度罪を犯した人間を信じることができるのか?

「取り戻せない-失われた真実-」は人間の罪、本質について考えさせられる社会派映画です。

あらすじ

小さく、静かな村で、7歳の少女が行方不明となった。少女の父親チュンシクは、仕事を投げ打って娘探しに没頭する。

担当刑事のおっさんは、事件に巻き込まれた可能性があると示唆する。

そこで最近村に引っ越してきた一家の息子セジンが「小児性愛」であると知る。しかもセジン、過去に幼児へ性的イタズラをしていた…。

担当刑事も、父親もセジンが怪しいと睨むが、死体も証拠も出てこない。

やがてセジンが小児性愛である事実が、村人に知られてしまう。

セジンのお母さんは「また」引っ越さないといけないと呟く。

セジンの姉はなぜ弟の罪のせいで引っ越さないといけないのか怒る。

引っ越したって意味がないとこを知っているから。

セジンが罪を犯したという事実は、セジンの家族を追い詰めていた。

少女の遺体が発見される

そんなある日、少女ミムリの遺体が湖で発見された。

遺体はズタボロだった。しかし性交の痕がないか、解剖に掛けないと分からないと言う。

少女の父親はセジンのせいだ!と決めつけ、彼を殺そうとする。

疑いが掛けられているのにセジンは何も言わない。そのことが一層、父親、村人を怒らせた。

担当刑事は湖付近に来ていた美術大学の教授に接近する。

なんと美術教授は犯行日、湖でうずくまるセジンと少女を見ていた!

やっぱりセジンが殺したのか!?

刑事はセジンを追及する。彼は今まで閉ざしていた口を開けた。

「女の子を見ると、いや男の子でもいい。
子供を見ながらオナニーして、子供を犯して殺す想像もします。
股を広げる子供の写真や、集団レイプされる動画を見て、
オナニーをして眠るんです。そうして夢の中で
数十人の子供を1人残らず犯して水の中に投げ込むんです」

半ばナゲヤリだけど。これは自白にはならなかった。

証拠がないのだから…。

真実は…

セジンの姉が村を出て、家族と訣別することになった。

セジンももう村に居られないと思い、バスで遠くへ行くことに。

「頑張ろうとしたんだ」という言葉を母に残して…。

しかし!

 バスに乗り込んできた少女の父親に、セジンは刺されてしまう!

セジンは死ぬが、それでも父親は刺して刺して刺しまくる。

同時刻、担当刑事は湖付近を走るバスの監視カメラを見ていた。

そのカメラには、ぐったりとした少女を抱えて走るセジンと、次の瞬間バスに跳ねられる二人の姿が映っていた。

そう。セジンは川でおぼれた少女を助けていただけだった。

後で少女の死因が溺死だと知った刑事、セジンの家族はひどく後悔する。

どうしてセジンが殺したと決めつけてしまったのか…。

少女の父親は虚ろな目で空を見るしかなかった。

感想

おもーーーい!!

少女を助けようとしたセジンの気持ちを考えるとやるせなくなります。

なぜ真実を語らなかった、ロリコン!

おぼれている所を助けようとしたらバスで跳ねられたんだって言えばよかったのに。

まあ言っても誰も信じてくれないだろうけど。 バス会社を調べれば監視カメラが出てくるわけで…。

まるで過去の罪を償うように、セジンは口を閉ざして結果そのまま死んでしまうなんて。切ないですね。

しかし性犯罪の再犯率は高いから…という村人の不安も分かるのです。

「もしかしたら…」という気持ちは誰でも抱くと思います。

そのもしかしたらが、絶対アイツだ!に変わってしまう集団心理は怖いですが。

見終わった後こんなに重くなる映画は久しぶりです。

ストーリーはどこでも起きうる事件を取り扱っているので、社会派映画が好きな人にはおすすめできる良くできた映画だと思います。

キャスト

監督:パク・スヨン

出演:イ・ジョンジン
キム・テウ
チョン・インギ
キム・チャンスク
イム・ソンオン
ペ・ホグン

まとめ

サスペンススリラーとして見ても面白い!ラストが切ない「取り戻せない 失われた真実」は、大人にオススメの韓国映画です!