映画トムジェリの公式サイトにコメント寄稿しました!

映画「アリースター誕生」ネタバレあらすじ、感想を紹介!アメリカでの評価は?

レディガガ主演のミュージック映画「アリースター誕生」

公開は12月21日です

試写会に参加したのは前のことなので、結構内容を忘れてしまいましたが、かなりの衝撃作でした

前半は乙女ゲームかよ!ってくらい甘くて、後半はお通やかよってくらいダークです

個人的にはバッドエンドだなあと見終わった後に思ったのですが、色んな人の感想を聞くとそうでもないみたいでちょっと戸惑っています

公開前なのでこのページではアリースター誕生のネタバレあらすじ、感想、評価、曲を紹介します

[jin-iconbox05]アカデミー賞主題歌賞受賞![/jin-iconbox05]

アリースター誕生の作品情報

タイトルアリースター誕生
原題A Star Is Born
上映時間136分
公開年2018年
製作国アメリカ
オススメ度[jinstar4.5 color=”#ffc32c” size=”16px”]

アリースター誕生のあらすじ(ネタバレ)

ジャクソン・メインはカントリー歌手として名を馳せていたが、ドラッグと酒に溺れる生活を送っていた。そんなジャクソンを公私共に支えていたのが、兄のボビーであった。

カリフォルニア州でのコンサートの後、ジャクソンはドラッグ・バーに立ち寄る

しばらくしてパフォーマンスが始まったが、ジャクソンはその歌に大きく心を揺さぶられる。歌っていたのはバーのウェイトレス、アリーであった。

彼女の才能に感服したジャクソンは、アリーを次のコンサートで起用することにした。

その話を持ちかけられたアリーは断ろうとしたが、ジャクソンの熱意に根負けして出演することに。

コンサート当日、ジャクソンとアリーのデュエットは観客から喝采を浴び、その反応を見たジャクソンはアリーを自身のツアーに同伴させることにした。

その後、2人は恋人になり、ジャクソンが生まれ育った牧場を訪れたが、その土地はすでに兄ボビーの手によって売却されていた。

背信行為に怒り狂ったジャクソンは直ちにボビーを解雇した。

やがて、アリーはメジャーデビューの機会を掴み、カントリー歌手からポップ歌手へと転身して瞬く間にスターへの階段を駆け上がっていく

ジャクソンはアリーの転身を快く思っておらず、ストレスからますます酒浸りになっていった。

アリーのマネジャー、レズはジャクソンの存在がアリーのキャリアの邪魔になっていると考えた

アリースター誕生のラスト

アルコール依存症になったジャクソンは、アリーのグラミー賞か何かの授賞式で漏らしてしまう

大失態の後、アルコール依存症向けのホスピタルに入り、退所

再びアリーと暮らし始める

そこでジャクソンは「そんな歌が歌いたかったのか」みたいなことを問う

アリーは呆れながらもコンサートへ

ラスト、ジャクソンはベルトで首を吊って自殺

失意のどん底に落ちたアリーは、別のコンサートで渾身の歌を歌うのだった…

アリースター誕生の感想

正直最初は展開についていけませんでした

物語のスピードが速くて、ご都合主義的で。

イケメン歌手がたまたま入ったバーで歌のうまいアリーを見つけて、惚れこんで、ツアーに同行させるなんて

リアリティがないとか、そういうことではなく、自分の中にうまく落とし込むことができませんでした

もっと2人の出会いをうまく描いてくれたらよかったのに…

なんて思っているとアリーとジャクソンのラブラブな生活が始まります

もうこうなってくると、乙女ゲームみたいなノリになって逆に楽しくなってきました

ブラッドリークーパーのかっこ良さを堪能できます

しかし後半になってくると、もう笑えません

ジャクソンがアルコール依存症になってしまうのです

元から依存症っぽかったんですが、より酷くなって、「ああアメリカの音楽業界らしいな」と思っちゃいました

いや、アメリカの音楽業界なんてこれっぽっちも知らないんですけどね

アリーも心から歌うというより、プロデューサーや大衆向けの歌に染まっていきます

だからジャクソンが「本気の歌か」みたいなことを言ったら怒るんですね

そしてラスト、ジャクソンはアルコール依存症のせいか、人生に疲れたせいか、自殺してしまいます

ここで涙腺が崩壊して泣いてしまいました…

どうにか助からなかったのか、という気持ちと、もうジャクソンはだめだという気持ちが入り乱れました

彼はもうあの状況では死ぬしかないと思います

言葉を選ぶのが難しいですが、アリーはもうジャクソンに救いの手を差し伸べることはできないんですよね

出会った頃のアリーなら彼を助けられたでしょうし、実際助けていましたが




だから私は色んな解釈があると思いますが、本作はバッドエンドだと感じました

アリーは変わってしまったんですよ

歌手になり、ソロとしてデビューして、売れに売れて…

それが良いか悪いかは分からないけど、ジャクソンと一緒に楽しく暮らすハッピーな未来はもうやってこないんです

もちろんアリーのせいではないので、一歩引いて「アリーよ、試練を乗り越えよ!」「アリー頑張れ!」みたいな感情になる人がいてもおかしくないのですが、やっぱりハッピーエンドではありませんよね

個人的にはバッドエンドが好きなので、こういう終わり方も好きです

人は変わってしまうものなので、1番幸せなラブラブしていたころのままではいられないでしょうし

こういう帰結の仕方だからこそ、胸キュンラブストーリーの陳腐な音楽映画にはならずに済んだのかなと思うのです

アリー スター誕生の劇中曲

レディガガの歌唱力はもちろんスゴイですが、ブラッドリークーパーも歌がうまくてびっくりしました!

マイクを掴みギターを鳴らす彼が素敵過ぎて、ブロマイドにしたいくらいです

ちなみにアリースター誕生のサウンドトラックはビルボードでも1位を獲得
大ヒットしています

特にメインテーマにもなっている「Sharrow(シャロウ)」は1度聞けば忘れらないほどインパクトが大きいです

アリースター誕生の評価




IMDbで8.5/10を獲得

「リメイク作品は大受けしないけど、本作は違う。必ずゴールデングローブなどの賞を取るだろう」

「レディガガがパワフルで素晴らしい!彼女こそスターだ!もちろんブラッドリークーパーも良かった」

「2018年版としてうまくリメイクされている」

「ブラッドリークーパーはアルコール中毒者であり、それは紛れもない。だが彼の性格を正当化するのに十分な努力は見られなかった。苦悩の時こそ、もっと2人に頑張って欲しかった。また最初の曲はいいけど、他はイマイチに感じた。とはいえ商業的には成功する映画になるだろう」

アメリカでの評価をまとめました

なんだかんだ言っていい映画だ、という人が多い印象ですね

これならゴールデングローブ賞はもちろん、アカデミー賞の主演女優賞か作曲賞を取るかもしれませんね

アリースター誕生のキャスト

監督ブラッドリー・クーパー
ジャクソン・メインブラッドリー・クーパー
アリーレディー・ガガ
ボビーサム・エリオット
ロレンツォアンドリュー・ダイス・クレイ
ヌードルズデイヴ・シャペル

監督がブラッドリー・クーパーであると後から知って驚きました

初監督作品らしいです

まとめ

アリースター誕生について紹介しました

本作をシンデレラストーリーというPRを見かけますが、あまりそういう気はしませんでしたね

前半分はそうかもしれませんが

とはいえ面白い音楽映画に仕上がっているので、泣きたい人はもちろん、ブラッドリークーパーとレディガガの歌を楽しみたい人は期待して見てください!