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映画「ニューヨーク・アイラブユー」あらすじ、感想、ネタバレあり

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原題:New York, I Love You 公開:2009年 上映時間:103分

舞台はニューヨーク、テーマは愛。

ずっとオムニバス映画だと思っていましたが、厳密には違うみたいです。

短編同士をつなぎ合わせて群青劇に仕上げた全く新らしい手法うんちゃららしいです。

2年に1回見るのですが、いつも内容を忘れてしまいます…。

登場人物が多いので人間関係の把握が少し大変です。

あらすじ

中年紳士ギャリーから財布をすったスリのベンは、財布の中にあった写真の美女モリーを街で偶然見かける……。

47丁目ダイヤモンド取引所のジャイナ教徒のインド人ダイヤモンド商マンスークバイのもとへ、結婚間近の厳格なハシディズム系ユダヤ教徒の仲買人リフカが訪れる……。

アパートにこもって映画音楽を作曲する作曲家デヴィッドは、顔も知らない監督アシスタントのカミーユから、電話で監督の奇妙な指示を伝えられる……。

レストランの前で、男は魅惑的な女にタバコの火を貸し、それをきっかけに女を口説き始める……。

最近失恋した17歳の若者は、近所の薬剤師リッコリから卒業プロムに一緒に行くようにと美しい娘の写真を見せられる……。

数日前に一夜限りのつもりで愛を交わしたリディアとガスは再会のためバーへと向かう……。

元オペラ歌手イザベルは5番街にあるホテルにチェックインし、腰に障害のある外国訛りの若いホテルマン・ジェイコブと出会う……。

セントラル・パークで黒人青年ダンテが、幼い白人の少女テヤの遊び相手をしている……。

チャイナタウンで働く若い中国人女性にインスピレーションを得た画家は、記憶をもとに彼女の顔を描き始めるがどうしても目だけが描けない……。

レストランの前で中年ビジネスマンのアレックスがタバコを吸っていると、魅力的な女性アンナがタバコの火を借りに来る……。

せっかちで心配性の妻ミツィーと夫のエイブの老夫婦は、歩きながらいつまでも延々と口げんかを続ける……。

ビデオアーティストのゾーイはそんな様々な人々の様々な愛が生まれる街ニューヨークを撮影していく……。

感想

すごい広がりのあるあらすじだ…。

登場人物多すぎですね。

それぞれの短編集は国籍、性別の違う監督が撮影しています。物語の舞台がニューヨークである点は変わりませんが。

監督それぞれのカメラワークやストーリーを一つの映画で楽しめるのはお得かもしれませんね!

 なんて言うと思ったか!!

監督が11人もいるので、それぞれの物語の時間が短く、起承転結しっかり描かれていません。何かが始まっているような気はするけれど、それがどこに向かっているのか分からない状況が連続して起こります…。

オーランドブルームや、ヘイデン・クリステンセン、アンディガルシア、ナタリーポートマンと俳優さんは豪華ですが、みなやっていることがバラバラで、一つの映画としての一体感がないです。

無理やり話を繋げた感じ。

(まあ実際そうなんでしょうけど)

オシャレな雰囲気を楽しむ分にはいいけど、じっくり見て楽しむ映画ではないように思います。

評判

ヤフー映画では★★★☆☆。

フィルマークスでも★★★☆☆。

平均的な数値ですね。あわない人は合わない映画です。つまらなくて途中で見るのを辞めてしまう人の気持ちも良く分かります。

逆に素敵だ!面白かった!とべた褒めしている人もいます。

キャストの豪華さと、オシェレだけどリアルな生活を感じるニューヨークがはまれば、案外楽しめるかもしれません。

まとめ

 本当に暇な深夜に、ながら見するくらいがちょうどいい映画。

それがニューヨーク・アイラブユーです。