原題:Clash of the Titans 公開:1981年 上映時間:118分
ギリシャ神話をモチーフにした恋と冒険のファンタジー映画。
2010年公開のタイタンの戦いは本作のリメイクです。
やっぱり映像、構成、展開は映画産業が発展した近年の作品には負けます。
それでも1981年のタイタンの戦いは当時、人気を博しました。
登場するモンスターが多いのですが、そのどれもが安っぽいにも関わらず愛着を持ってしまいます。
タイタンの戦いのあらすじ
アルゴスの国王の娘ダナエは、神々の中の神ともいえるゼウスとのたわむれの恋の結果、男の子ペルセウスを生み、その罪として、ともども海に投げられてしまう。
一方、ゼウスは、山頂の神殿で妻ヘラ、海の女神テティス、美と愛の女神アフロディ、知恵の女神アテナらを傍に置き悠々なる日々を送っている。
しかし娘を海に投げ入れたアルゴス国王の行動に怒ったゼウスは、海獣クラーケンを放ち民ともどもアルゴスを滅ぼすよう命じる。海底からクラーケンが現われ、アルゴス国は波にのまれる。
ゼウスの息子であるペルセウスは行きついた島で逞しく生き、王女アンドロメダと出会う。
しかしアンドロメダは呪われており、求婚者が謎を解けない限り彼女は結婚できず、謎を解けなかった者は焼き殺されることを知る。
ゼウスは息子であるペルセウスを助けるため、全身が透明になるヘルメット、魔法の剣、盾を送る。
ペルセウスは愛するアンドロメダを守るため、謎解き、モンスターを倒していく。
ラスト
しかしアンドロメダはクラーケンの生贄にされそうになる。
アンドロメダを助けるため、またもペルセウスは戦う。
メデューサ所有の2つ頭の番犬ディオスキロスを倒し、メデューサの首も切り落とす。
ペルセウスはメデューサの首を、大海獣クラーケンに向け、石に変える。
最後ペルセウスとアンドロメダは幸せになり、幸福と安泰が永遠に続くようにとペルセウス座、アンドロメダ座、ペガスス座、カシオペヤ座の名が星座に付けられた。
タイタンの戦いの感想
ごろごろのギリシャ神話映画です。
エンタメ的な仕上がりなので、難しくてややこしい神話物語だぞーという感じではありません。
分かりやすい冒険劇は頭からっぽでも見れるのでいいですね。
しかし映像があまりにも…、なんというか特撮って感じです。
同年に公開したスター・ウォーズなんかとは比べ物にならないです。
レトロ感が好きな人にはいいかもしれません。
レイ・ハリーハウゼンの、この手作り感がたまらないんだよ!という意見もチラホラ聞きます。
多くのファンに、とても愛されている作品なんですね。
キャスト
ペルセウス…ハリー・ハムリン
アンドロメダ…ジュディ・バウカー
ゼウス…ローレンス・オリヴィエ
ヘーラー… クレア・ブルーム
テティス…マギー・スミス
アフロディーテ…ウルスラ・アンドレス
制作:レイ・ハリーハウゼン
映画史上、20世紀の映画における特撮技術の歴史を作ってきたといわれる人物。
感想
映画「タイタンの戦い」は古っぽい映像が多くの人に愛されているファンタジー冒険映画です。
2010年のリメイク版「タイタンの戦い」はもっとアクション色が強く、さらにエンタメ寄りになってます。
にしてもギリシャの神さまって色々やりすぎ!遊びすぎ!