公開:2013年 上映時間:46分 主題歌:秦基博「rain」
深海誠監督による、アニメーション映画。
映像が美しいことで定評のある深海誠監督だけど、本作はストーリーもいい。
彼が得意とするSF、ファンタジーではないので、幅広い人が楽しめるエンタメ映画に仕上がっている。
どっちかっていうと、「秒速5センチメートル」みたいな雰囲気。
テーマが雨なので雨の日に見るべし!!
言の葉の庭のあらすじ
靴職人を志す15歳の高校生タカオは、雨が降るといつも学校をさぼって公園で靴のスケッチに熱中していた。
そんなある日、彼は27歳のユキノと出会い、雨の日だけの再会を繰り返しながらお互いに少しずつ打ち解けていく。
タカオは心のよりどころを失ってしまったユキノのために、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作ろうと決心する。
ストーリーはとても好き。靴職人を目指す高校生、しかもイケメンなんてそうそういないぞ。でも高校はさぼっちゃだめでしょ!
とツッコミながら見ているとさらに衝撃の事実が!!
なんとユキノはストレスによる味覚障害で酒とチョコレートしか味が分からないのだ。ということで、雨の中チョコを食べたり、ビールを飲むユキノ。
タカオはそんなユキノに「なんだこいつ」とあきれつつ、興味を持ち始める。
二人の距離感が近くもなく、遠くもなく見ていてドキドキします。
男女の次へ進むか進まないかの距離感が、映像で表現されています。
しかも雨っていうテーマがいいですよね。
しずくの表現がとても綺麗ですし。
雨の日にしか会えないというのは何か理由があるんじゃないか?と視聴者を映画に引き込む力があります。
言の葉の庭のラスト
さらに新事実!
なんと、ユキノはタカオが通う高校の先生だったのだ!!
教師が仕事サボって昼間から飲んでんじゃねーよ!!!
しかしまぁ、ユキノは生徒に執拗に虐められていたのです。
仕事場に行きたくても足が動かないというのは、誰もが経験したことあるのではないでしょうか。
学校の先生と知ったタカオは将来の夢を知られた恥ずかしさで、ちょっと怒ってしまう。
なんと思春期真っしぐらなことか!
そういう純粋さが、とても可愛いですね。
さらにタカオはユキノを虐めていた生徒に喧嘩を売りにいきます。
まさに青春!!かっこいいぞタカオ!
対してユキノはパッとしないキャラクターです。
結局高校の教師を止めて、実家に帰るし。
まぁ鬱になる前に、心をリセットするのは良いことだと思いますが。
心をほぐし、自分を認めてくれたタカオにユキノが抱きつきわんわん泣くシーンは感動しました。
涙出ちゃいました。
そこからテーマソングのrainが流れるので、さらに涙どばーですよ。
言の葉の庭の感想
「言の葉の庭」はラブストーリーでもあるんだけど、
自分を認めてくれる人がいるだけで幸せになれる、嬉しくなる、
という承認欲求と自己肯定のお話でもあると思うのです。
最新作「君の名は」
深海誠監督の最新作「君の名は。」
公開は2016年の8月26日です!夏休みですね!
キャッチコピーは「まだ会ったことのない君を探して」です。
痺れますね~。掴みばっちりです。
「君の名は。」の主人公の声優さんは神木隆之介と上白石萌音です。
ふたりの演技力にも注目ですね!
主題歌はRADWIMPSですよ~。こちらも要チェックですね。
主題歌は?
君の名はの主題歌は秦基博の「rain」です。
雨の日に聞きたいアニメソングNO.1ですね!
特にサビの「どしゃぶりでもかまわないと ずぶぬれでもかまわないと しぶきあげる君が消えていく」という歌詞が好きです。
映画にもマッチしています!
名曲なのでぜひ聴いてみてください(*‘∀‘)
まとめ
「言の葉の庭」
この二人がいつか結婚するかと聞かれれば、しないだろうと答えます。
しょせんは一時の恋心です。
しかし瞬間瞬間を必死に生きているタカオには好感が持てる映画でした