映画トムジェリの公式サイトにコメント寄稿しました!

映画「白鯨との闘い」実話?キャストにトムホランド!ネタバレ、感想あり。

白鯨との闘い

原題:In the Heart of the Sea 公開:2015年 上映時間:121分

ロン・ハワード監督によるヒューマンアクション映画!

公開当時はそれなりに話題になりました。白鯨のいた海、という邦題で公開される予定でしたが、白鯨との闘いに変更されました。

主人公は「アベンジャーズ」シリーズや「ラッシュ」のクリス・ヘムズワース!

スパイダーマンのトムホランドも出演しています!

ロン・ハワードと言えばこの映画。

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あらすじ

1850年、アメリカの新進作家ハーマン・メルヴィルは、トーマスという男を訪ねた。

トーマスはかつてエセックス号という捕鯨船に乗り組み巨大な白いマッコウクジラと戦った人々の最後の生き残りだった。メルヴィルは渋るトーマスから当時の壮絶な実話を聞き出す…。

31年前。

1819年、エセックス号は捕鯨基地ナンタケットを出港した。

船長は家柄だけで選ばれた未経験者のポラードで、ベテランの一等航海士チェイスはそれが不満だった。

船には14歳の孤児トーマスもキャビンキャビン・ボーイとして乗り組んでいた。

1年以上の航海でもなかなか鯨油を集められないエセックス号は、噂を頼りに南米大陸から2000マイル(3700キロメートル)以上離れた未知の海域に乗り出したマッコウクジラの大群を見つけて色めき立つ船員たち。

 だが、群れを率いていたのは巨大で凶暴な白鯨だった!

 

船員たちは白鯨に銛を打ち込むも、逆襲されエセックス号は沈没する。

3艘のボートに分乗した船員たちは、僅かな水と食料で漂流を始めた。

船員たちは途中で無人島であるデュシー島にたどり着くが、島ににいても生存は見込めないことを知り、残留を希望した数名を残して、再び洋上を漂流した。

その後食糧は尽き、死者の肉を食べる必要に迫られる。

90日の漂流の後、救助されたのは船長とチェイス、若いトーマスなど、ほんの数名に過ぎなかった。

トーマスはその後、漂流中の体験を妻にさえ語らず、苦しみ続けて来いた。

そして現代。

メルヴィルに全てを語ることで、救われるトーマス。

1年後にメルヴィルは、取材した実話ではなく、そこから膨らませたフィクションの『白鯨』を出版した。

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白鯨との闘いは実話なのか? 見どころも

この映画は、ハーマン・メルヴィルによる著書「白鯨」を映画化したものです。

1851年に発表されたアメリカ文学を代表する名作「白鯨」は世界の十大小説の一つとも称されています。(細田守監督のアニメ映画「バケモノの子」で青年になった九太が図書館で借りていた本です)

本作は実話とされているますが、原作本は映画より過酷、壮絶だという意見もあります。

1850年代の海での仕事、クジラによる逆襲、食糧不足、バラバラになる船…。

死んだ人間を食べるというカニバリズム的な映画は今までにも多くありますし、

映画コロニー5)そういう話も現実的に起こったものとしてよく聞ききますが、いざ想像すると怖いものがありますね…。

本では残った船員で次の食糧(人)を誰にするか決め、またその人を誰が殺すかも決めていたそうです…。

なんともグロイです。極限状態の人間がどう行動するのか、仲間の死を無駄にしない=仲間を食べるという考えが、なんというかぞっとしますが、生きるためには仕方のないことなのかとも考えさせられます。

正しい悪いの判断が誰にもできないことだからこそ、トーマスニッカ―ソンは悩んで苦しんだんだと思います。

またクジラの解体シーン(クジラから油を取る作業)があるので、そういった映像が苦手な人は避けたほうがいいかもしれません。

クジラ=悪者として描かれますが、その圧倒的な力はまさに自然そのものです。

「白鯨の戦い」はどちらが悪か、どちらも悪ではないのか、自然とは何かを考えさせてくれる映画です。

 

白鯨(上巻)改版 (新潮文庫) [ ハーマン・メルヴィル ]

キャスト

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クリス・ヘムズワース

ベンジャミン・ウォーカー

キリアン・マーフィ

ベン・ウィショー

トム・ホランド

ブレンダン・グリーソン

ミシェル・フェアリー

監督 ロン・ハワード

まとめ

 白鯨がすごい迫力!圧倒的!

画面いっぱいに広がる白鯨の身体と、男たちの友情物語にも注目です。

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